オンカジの利益額は課税の対象となる
オンラインカジノとは、オンライン上でカジノゲームを楽しめるサービスです。パソコンやスマホ、タブレット等で24時間好きな時に好きな場所で楽しむことが可能です。
近年は、日本人プレイヤーも増加傾向にあり、日本人向けのカジノサイトも増えてきています。
カジノゲームにて勝利したお金は課税対象となるため、プレイヤーは税金を納入する必要がでてきます。税金は、ゲームで獲得した利益額に対して「所得税」を納入することになります。
利益額を獲得したにも関わらず、税金を納めなかった場合は「脱税」とみなされる可能性があるため必ず納めるようにしましょう。
オンカジの税金はいつ発生するの?
オンラインカジノの税金は、ゲームに勝利し、お金を得た時点で発生します。
所得税は「1年間の総所得から必要な経費を控除した金額」と定められており、オンカジに例えると「勝利したお金から経費を控除した金額」という考え方になります。
しかし、「経費」といってもゲームで「負けた賭け金」を経費として算入することは不可能です。
例えば、1月に「120万円の利益」、3月に「50万円の利益」、5月に「30万円の損失」があったとした場合、30万円の損失を差し引いた「140万円」が課税の対象になるわけではなく、「170万円」全てが課税の対象となってしまうのです。
つまり、オンカジには「経費」が存在しないも同然のため、利益額の全額が課税の対象となるのです。
オンカジの税金算出の仕方
ここでは、オンラインカジノの税金算出の仕方を解説します。
オンカジで獲得した利益は「一時所得」に該当するため、収入総額から「50万円を特別控除」として控除することが可能です。
つまり、1年間のオンカジでの利益額が合計して50万円に達していないオンカジプレイヤーは、税金は発生しないのです。
オンカジで、年間50万円以上の利益を得た方の税金の算出方法は以下の通りです。
①「一時所得」=「収入金額(利益額)」ー「支出金額」ー「特別控除額(50万円)」
②「一時所得の課税対象」=「一時所得」×1/2
③「所得税」=「給与所得等他の所得+一時所得の課税対象ー各種所得控除」×「税率」
他の所得と合わせて算出する場合の「一時所得の課税対象」は、「一時所得」に1/2を乗じた金額になります。
また、「一時所得」は総合課税の対象であるため、給与所得などの他の所得と合算した合計金額に税率を掛けて「所得税」を算出することになります。
オンカジの税金の納め方
オンラインカジノの税金を納めるためには「確定申告」をする必要があります。確定申告は、毎年「2月16日〜3月15日まで」の1ヶ月間行われています。
確定申告の対象期間は、「1月1日〜12月31日まで」の1年間の収入が対象となるため、オンカジの利益額が年間に50万円以上ある方が該当します。
オンカジの税金を確定申告するときに欠かせない書類は下記の通りです。
・源泉徴収票(会社に勤めている方)
・支払調書(オンカジ運営側から受けとる)
・支出の分かる領収書
上記の3つの書類を準備して、期間内に確定申告をしてください。
確定申告の流れ
オンカジの税金を納めるために欠かせない確定申告の流れを手順に沿って紹介します。
①オンカジでの収入及び支出を準備する
オンカジでの収入や支出を精査し、自分で分かりやすいよう準備してください。
②必要書類を準備する
オンカジでの収入および支出の準備後、「支払調書」「支出の分かる領収書」などの根拠となる書類の準備を行いましょう。
③確定申告書を作成する
確定申告書の用紙を準備し、作成してください。
④確定申告書を提出する
確定申告書と必要書類を「2月16日〜3月15日まで」に所轄の税務署に提出してください。
⑤所得税を納付する
確定申告した内容に基づいた所得税を納付しましょう。納付方法としては「現金での納付」、「振替での納税」、「e-Tax」等の中から選ぶことができます。
以上が、オンカジの税金の納め方です。難しい作業はないため、脱税行為をしないようしっかりと納付しましょう。
まとめ
今回は、オンラインカジノで勝利したお金の税金について解説してきました。
オンカジで得た利益は所得税として納入しなければなりません。
オンカジの利益額は、一時所得に分類されるため年間50万円の特別控除を受けることができます。
年間50万円以上の利益が出た場合は、税金を納めなければならないと覚えておいてください。
オンカジの税金の納め方としては、確定申告する方法になります。特別難しい作業ではないため、稼いだ分の税金はしっかりと納めるようにしてください。